儚く 3

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目の前でマスターがシェイカーを振る。 その姿にルミは驚いた。 テレビでしか見た事がない。 いつの間にか、グラスに美しいブルーのカクテルが、注がれた。 「はい。イメージして作ってみた。どうぞ。」 「ありがとうございます。」 そっと唇をつけた。 甘くて、酸っぱい。グレープフルーツの香りがした。
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