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ルミは、店から歩ける場所にアパートを借りていた。
店から、ほど近い場所。歩道に煤けた看板が灯りをともしていた。
-南十字星-
恐る恐る、南十字星のドアをあけた。
小さな店に人がたくさんいて驚いた。
マスターの前…カウンターにひろしが待っていた。
「ここ。おいで。」
そう言って、5つ目の椅子を引き寄せながら言ってくれた。
カウンターの客が、つめてルミの場所を作ってくれる。
「すみません。」
「なに飲む?マスターならなんでも大丈夫だよ。」
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