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どれ位眠ったんだろう。目覚めると目の前に夕飯が用意されていた。
「あ、やっと起きた。夕飯よ。プリンとミルクティーは冷蔵庫に入ってるからね。母さんは帰るよ。」
「うん。ありがとう。」
そう言って母に別れを告げ、夕飯を食べ始める。
「味気ないなぁ…。」
腕に繋がれた点滴の管を疎ましく思いながら、テレビを付ける。
「ん?」
ふと横を見ると、小さな男の子が俺を見つめていた。
「どうしたの?」
箸を置いて、その小さな男の子を抱き上げる。
「お兄ちゃん、お名前は?」
「健太だよ。」
「僕ね、瞬介っていうの!」
「瞬介くんね。よろしく。」
頭を撫でた。
そして、瞬介くんと一緒に夕飯を食べ終わり、瞬介くんはベッドに戻った。
「健太くん、お薬です。」
「はーい。」
手の上に3つの錠剤と2つのカプセルを置かれ、それを一気に飲み下した。
「それから、少し喘息の状態が良くないので、点滴と吸入の回数を増やします。」
「はい。」
吸入の機械を置かれ、吸入器の中に薬が注入される。
「吸入が終わったら、そのままにしといて下さい。片付けに来ますから。」
「はい。」
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