特待生
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「やってみるか?」 銀色の少年は笑ってそう言った。そう言いながらすぐに、グレイは振り向いていた首を前に戻し歩き出してしまう。 その背中に銃口を向けながら――しかし、遂に撃つことが出来なかった。 「ふぅ……」 大きなため息を吐いて、ユーノは近くの電灯に背中を預ける。 「手、震えてるや」 トリガーにかかった指が離れないでいた。
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