*第2夜 そして君と*

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翌日、ユウとアレンは任務に向かった。 …さっそく仲が悪そうだった。 私が初めてユウと任務に行った時は、考え方が同じで楽しかったな。 それ以降、ユウって呼んでもあんまり怒らなくなった。 自分のスタイルは崩さないようだけど、それでも嬉しかった。 初任務だったから、っていう言い訳は通用しないと思うけど、私がアクマに背後を取られてしまった時言ったユウの言葉… 「危ねェ!!」 任務は初めてだったけど、長く教団で生活していたからどんな人かは知っていた。 そんなことを言う人じゃないことを知っていた。 だからこそ、驚いて、一瞬で… 「……」 「…ーい…おーい、どうしたんさ?もうすぐ着くぞ」 斜め下を向いていたライラを覗き込むようにラビが問いかけていた。 「…っあ、呼んでた?」 「呼んでたさ~ずっと返事しないからどうしたもんかと!」 ラビが言い方が大袈裟で、つい笑ってしまう。 「あははっ、もう着くんだよね?じゃあ行こう」 おう!と元気に返事をしたラビと任務に向かった。 そしていつも通り任務をこなす。 いつも通りだった私の戦いはここまでだった。
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