127人が本棚に入れています
本棚に追加
「ノア…?」
アレンがそう呟くと、少女は薄く笑い、ライラ達を見た
「私はリラ、その男は私の執事のゲラルドね。…あっ、これから死ぬやつに紹介なんてしなくて良かったね☆」
アレンはイノセンスを発動させ、再び攻撃に入る。
それを見て、衝動的な攻撃は危険、と言おうとしたがもはや聞こえていない。
続いてライラも静かにつぶやいた。
「…イノセンス発動、ドリームトゥルー」
左瞳の上の額に刻まれたタトゥが光る。
その光は、炎のように揺れた。
緋く燃え盛る炎ではなく静かに冷静に燃える蒼い炎のように、力を灯した蒼い光だった。
最初のコメントを投稿しよう!