新しい日々

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中学最後の試合で負けた時は、高校に向け気合いを入れるため丸坊主にしよう! そう、心に決めた大会の3日前だった。 大会の翌日、俺達4人は約束を果たすべく床屋に来た。   雷太『ありえない…高校球児はこんなに青くない…』   俺は山本雷太(やまもとらいた) 中学3年の14歳。部活は野球部でピッチャーの一応エースというやつだ。   定弘『あっはっはっはっは!!腹痛ぇ!!』   この大笑いしてるのは同じ野球部の頼れるキャプテン、上田定弘(うえださだひろ)。   裕昭『あっはっはっはっは!!ないない!!お前頭真っ青やん!!』   同じく笑いまくりなのは、吉川裕昭(よしかわひろあき)キャッチャーで俺の野球人生に欠かせない相棒だ。   洋太『あ~腹痛ぇ!あの、すいません僕達はもう少し長めに…』   そしてこの裏切りの第一人者、村橋洋太(むらはしようた)野球部の4番をつとめた男だ。
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