やる気のない男
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ビルを勢いよく飛び出すと、太郎は会社近くの定食屋に走っていた。 この辺りでは安くて人気の定食屋なので、早く行かないと行列が出来るのだ。 太郎は定食屋に入ると、1番奥のテ―ブルに着き 「いつものね!」 と、従業員のおばちゃんに笑顔で注文した。 「あいよ!よく飽きないねぇ~」 おばちゃんは、呆れながらかん高い声で笑っていた。
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