やる気のない男

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太郎は、昔から気に入った物は続けて食べる癖があった。 というよりは、いちいち考えるのが面倒だったというのが本当の理由である。 暫くすると、おばちゃんが太郎の所にお盆を抱えて持って来た。 「はいよ！いつもの“サバの味噌煮定食”！」
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