女子高へ転校

6/36
前へ
/828ページ
次へ
「……どうして?」 「倒れた時に、ひとりだと心配でしょ それにもう、倉乃に寂しい思いをさせたくないわ、これ以上」 そう言った母さんはいつもよりも小さく感じた。 母「転校先は、理事やっている お母さんの知り合いに頼んどいたわ そこに寮もある 倉乃の体の事もちゃんと 理事には詳しく伝えてあるからなにかあっても安心よ ……勝手に決めて本当にごめんね」 せっかく入学した高校。 本当は転校なんてしたくない。 だけど、きっとオレには選択肢はない。 心配はもうかけたくない。 倉乃「……わかった 転校先の学校名は?」 母「転校先はね……」 母さんはそこまで言うと、バタンとドアを勢いよく開け居間から出ていってしまった
/828ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4011人が本棚に入れています
本棚に追加