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倉乃「ははっ…」
オレは苦笑いを浮かべた。
楽しい学校生活をちゃんと送れている自分を想像出来ない。
理事長「あっ、でも倉乃くんが男の子だと知っているのは私だけよ
生徒はもちろん他の先生も
知らないから気をつけてね」
知っているのは、理事長だけか。
なんとなくわかってはいたけど、気が重い。
理事長「それと、名前はどうする?」
倉乃「名前?」
理事長「そうよ
もし、男としてのあなたの名前を知っている人がいたら大変じゃない
倉乃なんてあんまりいない名前だし」
倉乃「確かに言われてみれば」
オレはたいして顔が広い方じゃないけど、まんがいち男の時のオレを知っている人がいたら大変なことになる。
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