4010人が本棚に入れています
本棚に追加
/828ページ
世界は狭いっていうしな。
といっても、全然違う名前だとわからなくなりそうだ
どうしよう。
迷っていると理事長は、なにかを思いついたように目を光らせた。
理事長「わかった
女の時のあなたは“竜崎クラ”にしなさい」
倉乃「竜崎クラ?」
理事長「ええ
竜崎クラならあなたの本名にも近いしバレる事もないわ」
竜崎クラ……か。
まっ、確かにそれなら自分の名前に近いし、わかりやすい。
「そうします」
こうして、オレのこれから生活するうえでの名前が決定した。
龍ヶ崎倉乃から竜崎クラなんて変な感じがするけどしかたない。
女の自分は竜崎クラ
男の自分は龍ヶ崎倉乃
これからはこの2つの自分を使いわけて過ごしていかなければならないんだ
最初のコメントを投稿しよう!