女子高へ転校

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クラ「…土下座?」 ??「当然よ!! 早くしてくれます?」 真優「はい、わかりました…」 わかりましたって… クラ「ちょっと真優、本気でする気?」 オレは真優を廊下の隅にまで連れていき、真優にしか聞こえないような小さな声で質問した。 だって、おかしい。 確かにぶつかったのはオレ達が悪いかもしれない。 でも、明らかに土下座するようなことまではしていないと思う。 真優「この人はこの学校の 生徒会長なの … 生徒会長には権力があって 睨まれたら私達終わりよ… だから、嫌でも土下座した方が無難だわ」 真優は小さな声でそう返してきた。 生徒会長、権力者、睨まれたら終わり……。 ふーん。なるほど、ね。 だけど、そんなことはオレ達には関係ない。 オレは、生徒会長の前に再び立ちはだかった。 クラ「んー、権力者かどうか知らないけどさ、わざわざめんどくさいな、そういうの」
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