女子高へ転校

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日常というのは、いつ壊れるのかわからない。 それを今日、身に持って体験するハメになるとは思ってもなかった。 「ただいまー」 オレ、龍ヶ崎倉乃(りゅうがさきくらの)は高校に入学して1ヶ月と少し経つ、15歳の高校一年生。 趣味は、食べること。 食べるのが一番大好き。 「チョコポテチとうまいぼうどっちにしようかな」 いつも通り駄菓子屋で購入したお菓子を食べようとしていた時だった。 「倉乃、ちょっと話があるんだけどいい?」 母さんはいつもになく真剣な表情をしながらお菓子を食べようとしているオレに話しかけてきた。
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