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「あっ!分かった!!」
思い出して、大声をする一弥。
「なっ!」
ーでは、答えて下さい。一弥様。
「ふぅ…。確かに、里奈は、僕の事を大切にした…。なのに…貴様が僕の大切な人に殺した…。だからーー答えはーーー。」
キッとした一弥。
『あなたが大好き!!』
「あなたが大好きだ!!」
ー正解!!!一弥様の勝ちです!!リアがいる所に行って、願いの事を言って下さい!
「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!置いて行かないくれぇぇぇぇぇぇ!」
一弥の足を掴む博。
「お前…テストのする間、カンニングをしただろ?」
「な…何故…それを…?」
焦る博。
「最後の問題の時、カンニングをしたろ?僕が見たんだ。」
「ひっ…!!許してくれぇぇぇぇぇぇ!一弥ぁぁぁぁぁぁ!友達だろ?友達だろ?」
必死に掴む博。
「もう遅い。もう、お前の負けだ…。」
睨む一弥。
ーさぁ…博様…。覚悟出来ますよね…?
「ひぃぃぃぃぃぃぃっ!!助けてくれ!!一弥ぁぁぁぁぁぁ!」
必死に掴む博。
ーさぁ…罰を始めます…。ねぇ…ネ…ェ…ひ…ヒロ…シ…サマ…?サァ!ハジメ…マショ…ウ…?シヲ…!!
ガシッ!!!!
「なっ…あれは…!?」ぎょっとする一弥。「い…いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
博の足を掴んだのはー
血まみれな死体達だったー。
ーサァ!シヲ…!!オマエノ…バツ…ニナ…?
ーハヤクシナイト…オマエノ…シタイトネ…?
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!助けてくれぇぇぇぇぇぇ!一弥ぁぁぁぁぁぁ!」
「これが…罰…。」博を見て、
「お前の罰だ…!!」僕の足を離した一弥。「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!助けてくれぇぇぇぇぇぇ!」どんどんずるずるする博。
ーシノ世界ヘー!!
「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
数年後ー。
「ただいま!」笑顔する一弥。
「「「お帰りなさいませ!!一弥様!」」」びしっとする部下。
「アハハ…(汗)また、様と呼ばなくてもいいよ…(汗)」
「「でも…」」
「一弥君の言う通りだよ!!」
やって来たのはー…
「ただいま。里奈さん。」
ー憎い心ー 完
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