憎い心

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「ごちそうさまでした!!」 嬉しそうな顔する里奈。 「随分たくさん食べたな…。」 ちょっと暗そうな顔する一弥。 「…。ちょっと可哀想だけど…。何だか…気持ちが分かるよ…。」 焦る里奈。 「里奈…。サンキューな…。」 礼をしながら、外に出た。 ガサッ… 「!?誰だ!?」振り返ってみたら、あの人…。 そうー。あの人はー。 「久しぶりだな…。一弥…いや…元天才の一弥かな?」 「き…貴様…!?」 そうー。あいつがもう一人の天才と呼ばれるあの人ー。 「博…!?」 「フフ…。お前の失いに来たぜ…。」 顔は、包帯で巻いている。 「失い…?何言ってんだ…?」 睨んでいる一弥。 「そう。お前が望んだあの人ね…。」 ニヤリとした博。 「ま…まさか…!?」ハッと気が付く一弥。 ドカーーーーン!! 一弥の暴力団のアジトが爆発した。 「里奈ーーーーっ!!」走りながら、アジトの所に行く一弥。 「アハハハハハハハハ!!遂に、お前が望んだあの人が殺しんだよぉぉ!!アハハハハハハハハ!!」大笑いする博。 「(里奈っ!!無事にしろっ!!)」 着いた一弥は、一生懸命探していた。 「一弥様!!無事ですか!?」 暴力団の部下達に来た。 「里奈が…!!」 「助け…て…」小さな声を出すのを聞こえた一弥は、里奈の所に助けに行った。 「里奈っ!!大丈夫か!?」必死に助けようとする一弥。 「痛いよ…痛いよ…一弥っ…!!」痛がっている里奈。 「待ってろ!!里奈!」 と思ったら、 「「一弥様!!火事になっているぞ!!」」 振り返ってみたら、火が出ていた。 「里奈っ!!」助け出す一弥。 「助けて!!一弥!!苦しい…!!」 火事に囲まれてしまった里奈。 「「「逃げて下さい!一弥様!!」」」 一弥の腕を掴んで、離れようとする部下達。 「里奈っ!!里奈ーーーーーっ!!」叫ぶ一弥。 「苦しいよ…っ!!助けて!!一弥ーーーーーっ!!」 数分後ー。消防車が来て、火を消したけど…、里奈は…。もう…。 死んだー。
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