いへん。

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 今では思う。 わたしには晶しか有り得ない。 好きな人を素直に好きだと思う気持ちは、何も可笑しくない。 それを笑う権利なんて、誰にもない。 それが本当の自分の心で、自分の気持ちで、愛情なんだと思うから。 好きな人を好きだと思えるわたしは今、とても幸せだった。  晶と同棲する様になってからも、結構な年月が経った。 お互いの親も“友達”と一緒に住んでいることは了承している。 同性だったから安心しているって訳。  何時も起こされて朝食を食べ、別々の会社へ出勤して仕事をする。 そして帰ってきたら一緒に夕飯を食べて就寝。 毎日が同じことの繰り返しだけれど、そんな普通の生活がわたしにとっては嬉しかった。 好きな相手と、毎日一緒に居られて、同じベッドで寝られるなんて、凄く幸せなことだと思うから。
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