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その日の夜、闇の中で月明かりを頼りに一人の青年が、木の上でウトウトしながら本を読んでいた。
銀髪の肩にまで伸びる髪。
身体を折っているため分かりにくいが、身長はそれなりにある男だ。
彼は凄く眠たいのか、時々カクッと首が落ちる。
しかしすぐに眼を擦り必死に堪えていた。
「おい! 仕事だぞ」
すると下から声がかかる。
そこに居たのは黒髪で身長に釣り合わない大きさのライフルを肩に提げた少年?である。
彼は身長こそ低いが、顔は美形で体つきもしっかりしていた。
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