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「……ったく、もう良いよ。
さっさと支度しろ、支度」
「大丈夫だよ。
こういう緊急依頼の為にセシルに頼んであるから」
カイは白い歯を輝かせながらピースした。
するとロクラーは呆れたのか溜め息を漏らす。
「お前なぁ~、何もかも人任せなんだな」
「うん。 それが楽だから」
「………………」
ロクラーは何も言わず、否、言えずに黙って走り出す。
その後をつまらなそうに、いかにも不満そうにカイも走り出し追い掛けた。
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