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そして数分走り丘を下ると、そこには大きく栄えた街が現れた。
この街の名はグリシェン。
リビスカ国最大の都市であり、商工業が盛んだ。
街の東側は大陸で、南側には王城がある。
西側はホッカ海と呼ばれる海があり、そこでは季節によって様々な魚が捕れるため、漁業も盛んである。
そして彼らが今向かっているのは北側で“帰らずの森”と呼ばれていた。
そこから魔物が吹き出し、魔法界へと侵入してくるのだ。
魔物は非常に危険な種族で、奴等には心が無い。
その為、度々現れては人間を殺し食べたりするのだ。
迷惑な話である。
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