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そして一週間の時間割が完成し、授業を始める。
この時間の科目は総合魔法学に決定した。総合魔法学というのは簡単に言うと、魔法についての基本的な事を学ぶ教科。
「じゃ授業始めるぞ!」
ジルヴァの声を聞いた委員長の桜花が生徒達に起立、礼、着席、とメジャーな委員長としての仕事をこなす。
「じゃ、まずは基本的な事から教えようか。中には知ってる人もいるだろうが我慢してくれ」
ジルヴァの言葉に答えるように一部の生徒達は「「はーぃ!」」と声を上げた。
「まず、魔法って言うのは何なのかを説明するぞ。
人型生物には魔力と言う物を持っている。この世界の地球では稀で、魔法使いの家系や血筋関係の人がいれば魔力を持って生まれてくる事が多い。
しかし中にはもっと稀だが、魔法使いの血筋でもない人が魔力を持って生まれてくる事もある。その原因は妊婦が大気中にあるマナが多いエリアで長い時間呼吸をすると胎児がマナによる影響で、魔力に耐久性を持ち、魔力を持って生まれる事が稀にある。
実際、地球にはそれほど大気中にあるマナの濃度が高くないから本当に稀だ。」
ここで、ジルヴァは少し休憩する。
生徒達はちゃんとした授業が初めてなのか生き生きした表情で彼の話を聞いている。
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