白魔学園

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そして説明を続ける。 「そしてその魔力を使ったものを魔法という。 魔法と言うのは魔力を使って起きた現象や魔力を使って何かをしたこと全般の事を指す。 それと同じで魔法使いも魔力を持っている人型生物の事を言う。 ここまで聞いて何か気になる事とか聞きたい事あるか?」 ジルヴァの言葉を聞き、一人の生徒が手を挙げた。 「なんだ?エリシア・ウィルロード」 エリシアは席を立つ。 薄い碧色の長い髪に紫の瞳。北国出身なのか肌がとても白く綺麗で目力のある顔立ちをしている。 「先生、少し気になるんだけど、何でこの地球に魔法学園が二つしかないの?しかも二つとも日本にあるし。後、何故学園の外で魔法を使っちゃいけないのか疑問だわ」 エリシアの声を聞き、周りの生徒達も気になるのか「……確かに」と呟く生徒が一部いた。 「学園が二つしかないのかは多過ぎると一般人に魔法がバレる恐れがあるからだ。ついでに費用の削減の為らしい。 次は何で日本なのかは、昔から日本と魔球が繋がっていて魔球は主に日本語を使っている為、地球に住む魔力を持っている人達が日本語などを覚える為に日本に造られたんだ。もしかしたら魔球に行く事もあるかも知れないからな」
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