白魔学園

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ジルヴァの部屋は広さ六畳ほどで、シングルベットとデスクに本棚がある。 ジルヴァは正方形の鞄に入っている衣類をクローゼットの中に入れ、長方形の鞄は部屋の隅に立て掛けておいた。 一応荷物を置いたジルヴァは、リビングへと向かう。 この部屋の構造は部屋が三つにトイレ、キッチンにリビングが存在する。 部屋はジルヴァの部屋と造りで寝室程度の部屋だろう。 「荷物置いたんや。今から夕食作るから待っててな」 リビングに入るとキッチンで料理を作ろうとしている真弓がいた。 「真弓の料理も久しぶりだな」 ガーディアンに真弓がいる時はたまに料理が趣味の彼女が作っていて、料理長並に料理が美味い。 「ジルくんの長い鞄は何が入ってるの?」 リビングにあるテーブルの側に座ると、向かい側に座っている詩織がジルヴァに聞く。 「あれは、一応武器類が入ってる。他にもパソコンとかも入ってるけど」 ジルヴァの言葉に詩織は何故長い鞄なのか納得したようだ。 「そうなんだー。この学園にも武器屋とかがあって私達はそこで買ってるんだよ」 (この学園には武器屋まであんのかよ……まぁ地球唯一の女子学園なら当たり前か) 武器マニアなジルヴァは暇があれば武器屋に行こう、と思っていた。
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