歩道橋の上

手紙

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この間の続きを書くよ。
続きって言っても今日の話なんだけどさ、
あ、そうそう、その前に、明日休みが貰えたんだよ。
いつぶりかスケジュールを見てみたんだ。
5/21ぶりだったよ。
あの日も１日中寝ちゃったんだけど、明日もその予定なんだ。
もうくたくたでさ。
何をする気力もないんだよ。
仕事も最初はやりがいがあってさ、意気込んでやってたけど、
もう今は仕事に取り付かれてるだけだよ、俺は。

話がずれちゃったね。
今日も仕事帰りに歩道橋に登ったんだ。
もう1時頃だったんじゃないかな。
今日は少年がいたんだよ。いや青年かな。
20歳くらいだと思うんだけどね、俺はまた話かけたんだ。
｢ここ、気持ちいいね。｣
彼は驚いた顔をしたけどうなずいたんだ。
｢よくここに来るの？｣
｢たまに。今日で最後にしたかったんだけど、今日はもう遅かったから。｣
彼はそう言った。
今日はもう遅かったんだ。
｢お兄さんはよく来るの？｣
｢俺もたまに。｣
俺たちの会話はこれだけだったけど、なんだか心地よかったな。