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『ニュースです
夜中0時ごろ、○○市の路地裏で大量の死体が発見されました
被害者に共通点の無いことから警察は、無差別殺人で調査を進めています』
ﾄｩﾙﾙﾙﾙ、ﾄｩﾙﾙﾙﾙ
鳴り響く電話の受話器を取るセミロングの青年、綺麗な黒髪に澄んだ茶色い目、
「はいもしもし龍平です」
「あっ柳瀬川？今のニュース見たか？」
「何だ、晴輝(ﾊﾙｷ)か」
「何だは無いだろ、クラスメイトに向かって」
怒る電話相手の晴輝に構わず頭を掻きながら溜め息を吐く龍平、
「見たが、確か近場だよな？自転車で15分ぐらいか」
「おうよ、何か興奮しねえか？こう……近くでヤバい事件でうわっ、みたいな」
「落ち着け、犯人はこの近くかも知れないんだから関わるなって……どうした？」
「何か、ガラスの割れる音が聴こえた気がしたんだが」
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