ある春の日に…

2/6
前へ
/113ページ
次へ
4月某日… 『ふぅ~…』 そう言ってため息をついたのはこの話の主人公・安藤早苗、38歳。 彼女は久しぶりの晴れ間を有効に利用して洗濯物を干していたところだったのである。 天気予報を見る限りでは雨が降ることはないそうなので、そのまま夕方まで干していても問題はないだろう。 (次は布団を干すか…) そんな事を考えていると… ♪~♪♪~♪~ 家の固定電話が鳴り響く。
/113ページ

最初のコメントを投稿しよう!

115人が本棚に入れています
本棚に追加