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しばらくして、ファイルをかかえた前川が戻って来た。
そのファイルはもちろん、津村由紀の検死結果である。
確かに彼女は亡くなっていて、遺体の写真も添付してあった。
『確かに亡くなってますね…でも何でうちにこんな手紙を送る必要があったんでしょうか…?』
『それは我々にも分かりかねますが…ご主人の件と何か関わりがあるかもしれませんので、しばらくその手紙をお預かりしたいのですがよろしいですか?』
『分かりました』
早苗は前川に手紙を渡すと警察署を後にした。
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