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それから数日後…
自室にいると、悠子から内線が入った。
『はい…』
『奥様に電話です。ツムラさんとおっしゃる女性の方からですけど…』
『ツムラ…?すぐにつないでちょうだい』
『分かりました』
(もしや…)
そう、電話をして来たのは由紀の母親…津村愛子である。
話を聞くと、娘の由紀の葬儀も終わってほとぼりも冷めた頃なので、早苗に一度会って謝罪したいと言う。
早苗にとっては憎い女の母親…
正直気は進まなかったが、とりあえず愛子と会ってみる事にした。
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