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『実は…あれから母の容体が一向に良くならなくて…。しばらく母の看病をしたいので、実家に帰らせてもらえないかと…』
『あら…お母様のお加減はそんなに悪いの?』
『ええ…それで、私の友人が仕事を探してたので…私がいない間、その友人にこの家の家事や奥様のお世話を任せようかと…』
『そうなの…。ならお母様が落ち着いたら連絡してちょうだいね。あなたの友人だって方にも話をしといてもらえるかしら?』
『分かりました…ありがとうございます。』
お手伝いさんはそう言って頭を下げた。
この日付けでお手伝いさんは実家に戻った。
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