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――あなたを嵌めるための罠。
それは
あなたが知らないうちに
始まっているんです。――
「ねえ~っ!チャンミン?
今日は何の日だか…知ってる?」
恥ずかしそうに聞くあなたの頬は
少し、赤い。
綺麗にカールしたまつげは凄く妖艶だ。
―…今日はあなたの誕生日です。
心の中ではわかっていたよ。
でも僕はあえて嘘をついた。
『今日……ですか?何でしたっけ……』
その途端、あなたの顔が少しむすっとしたのがわかった。
「覚えてないんだ……。」
『あっ、今日は新しいお菓子が発売される日ですね!』
バシッ!!
―…いて…
「バカチャンミン!もうしらないっ!」
そういうと勢いよくドアを閉めて
僕の部屋からでていってしまった。
――これは予想外ですね…。
ビンタもされてしまったし。
人生…上手くいかないんだな。笑
でも、これからが僕の計画の始まりだ。
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