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俺は一人車をある場所へと
走らせる。
誰にも知られてはいけない。
メンバーでさえも……
知ることのない。
俺の最大の秘密。
――コンコン
二回だけ、少し軽めにノックをする。
―ガチャッ
「いらっしゃい。」
出迎えたのは一人の女性。
俺は素早く中に入り、ドアの鍵を閉めた。
「ふふ。そんなに焦らなくてもいいじゃない。」
『誰かに見られたらどうするんだよ。』
「用心深いのね。ユチョンは」
『今日、あの人は大丈夫なの?』
「大丈夫よ。今日は帰れないって電話がきたから。」
『そっか。』
そう、俺の最大の秘密。
恋をしてはいけない相手との
禁断の関係を持っている事だ。
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