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俺は彼女の涙を拭い、自分の気持ちをジェジュンの気持ちに例えた。
それと同時に胸の奥が
針で刺されたかのように
チクっと痛んだ。
この気持ちを素直に言えたら…
どんなに気が楽なんだろうか。
でも、今の君に俺の想いを伝えたら
混乱させるに違いない。
それどころか…君の未来を壊してしまうかもしれない。――
俺は…彼女の肩に手を回して
恋人のように寄り添った。
ジェジュン…ごめん。
でも俺も苦しいんだ…。
少しだけでいい……
ひとときの夢を
見せてくれ……。
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