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こういう時、とっても複雑な心境になる。
ヒロにこの事実を言えば、ダチを傷付ける事になるし言わなくても隠し事という、罪を感じる。
かといって、何も知らないヒロを見ているのも、なかなか辛い。
しかしこの時のヒロは、涼という別の店のキャバ嬢にゾッコンという事もあり、あえてこのまま隠し通すという結論を出した。
カズヤ「話って…それだけ?」
美姫「…いえ…実は、その付き合ってる彼氏の方が、秘密な感じで…。」
カズヤ「もしかして、うちとは無関係なヤクザさんとか?」
美姫「いいえ、違います。ちゃんと関係あるって言うか…。」
カズヤ「ちゃんと関係…ある?」
美姫「店長。結構前に、本部長さんが若い男の人を何人か連れて飲みに来た時の事、覚えてます?」
カズヤ「あぁ、覚えてるよ。…もしかして、本部長んとこの若い衆の誰かなのか?」
美姫「…うん…。」
カズヤ「マジか💦」
美姫「やっぱマズイですよね!?」
カズヤ「てか、その事実って美姫と彼氏の2人以外に、誰か知ってるの?」
美姫「いいえ…。店長が秘密を知った、初めての人です。」
カズヤ「あはは…マジですか…。」
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