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美姫「何か店長って、口が堅いイメージがあるんですよね♪…どんな秘密でも、誰にも言わないってイメージが♪」
カズヤ「そりゃ、嬉しいイメージだね♪」
美姫「実際、言わないじゃないですか。…他人の秘密。」
カズヤ「まぁな…。秘密にしといて欲しいって言われたら、何があっても絶対言わないからな…。」
美姫「だから店長は、いろんな人に相談されるんですね。…これ、希チャンも言ってたんですよ?」
カズヤ「希が?」
美姫「はい♪…あと、志乃さんや由真さんも言ってました。」
カズヤ「へぇ〰♪」
こうして美姫の悩み?…は、解決した。
考えてみればその当時の美姫は、世間で言えば女子高生だ。
恋に多感で悩むのは、当たり前の事だ。
それがこの世界に染まると、そういう“年頃”すら見失わせてしまうのだ。
仕事の時は売り上げの為に毎晩お酒を飲み、苦手な客やエロい客には何とか我慢しながら接客しているのだ。
ストレス発散に煙草も吸いたくなる。
それでも美姫は、年齢的に朝や夕方に見掛ける制服姿の女子高生と、何ら変わる事のない普通の女の子なのだ。
それは希も菜々も、同じ事が言えるのだが…。
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