変わらぬ事

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変わらぬ事

前期と後期でかなり変わったように見える僕だが、もちろん変わらないところも沢山ある。 強がってはいるが臆病な性格。 臆病な割に無鉄砲な性格。 計画通りに、物事を進められない根性のなさ。 計画そのものの甘さ。 そして不眠症。 僕の不眠症は小学校で発症した。 1日平均五時間、夜布団に入って朝までぐっすり眠った記憶は一日もない。 この不眠症は体力がつくのに比例して進化する。 高校時代には、ウトウトと三時間も眠れば良い方だった。 そして現在、数種類の睡眠薬や導入剤と共に暮らしているが、それでも、切れ切れに四時間眠れば良い方で、酷い時には一時間も眠れずに終わる事もある。 眠らない割には、基礎体力があるのか栄養状態が良いのか、不思議と風邪をひかない。 抵抗力の落ちる糖尿病に罹患してからでも、一度も風邪をひいた事がない。
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