残酷な話は残酷すぎる程愛しい人の言葉。

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  「英雄さん。」 「どうした、時生。」 「あのね、英雄さんにお願いがあるんだけど…聞いてくれる?」 「なんだ、おねだりか?言ってみろ。」 「…俺が死んだら、英雄さんしか知らない場所に埋めて。」 多分きっと、これが最初で最後のお願いになるから。 だから叶えて欲しいんだ。 「俺の身体を暴いても良いのはこの世で英雄さんだけなんだよ。」 ――――俺の身体は貴方の物だから。 *** 英時は甘々かシリアス,ダークかのどれかになるな…。 しかも両極端。 ○おまけ○ 「もし、俺より先に英雄さんが死んじゃったら、英雄さんを残さず食べてあげるからね。」 笑顔のまま言えば英雄さんが呆れたような笑みを零したけれど、冗談なんかじゃないんだよ、英雄さん。  
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