三男坊アキラ、卵がゆ食べます。

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『ぬあ~緊張すんな~…。』 ここはアキラの部屋の前。 夕食後、みんなそれぞれの部屋に戻ると、タクマだけはアキラのために作った料理を持って、廊下に突っ伏している。 『アキラ食べてくれるかなぁ~。顔色悪かったしなー。けど何か食べないと倒れちゃうもんなぁ。しかしいくら好物だからって、すきっ腹にグラタンはどうなんだ??胃もたれるよな絶対。いやそれは俺だけか??うーんよく分かんなくなってきた』『五月蝿いわボケぇ!!💢💢💢』 独り言を呟いていると、おのずとアキラが勢い良くドアを開けてきた。 『アッキーラ!!体調大丈夫!?』 『アッキーナみたいなあだ名で言わないで。💢』 ふとタクマの手元を見ると、暖かいグラタンを持っている。 『…悪いけど本当にいらないから。』 『でも…。』 再度断られたタクマ。 しかしここまで来たら怯むことは出来ないぞ…と、怖ず怖ずと言い返す。
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