藤井さん、家政夫やります。

2/12
前へ
/30ページ
次へ
『くっそ~金がない…。』 ここはとある公園。 ベンチに座っている大学2年の藤井タクマは、金に困っていた。 『アパートも今月で出なきゃいけねーし…引っ越しなんて到底無理やし…ダチん家に入り浸んのもなぁ…。』 タウンワークをぺらぺら見ながら独り言。 今は4月でまだ肌寒い中、タクマは一人ポツンと条件の合うバイトを探していた。 しかし中々割の良いものが見つからない。 『くそーまぢねーな…ってあれ…。』 やけくそに最後のページを開くと…。 『家政婦探してます…住み込みで一人部屋付き…朝昼晩飯あり…仕事は炊事掃除のみ…月給30万…てささささ30万!!!!!?????』 住む場所も決まって食費も浮いてなにより月給30万…最高じゃん!!!!!! と言うことで、すぐさま連絡先を携帯に打ち込むタクマ。 これから地獄の日々が始まることを、タクマはまだ知らない…。 *安藤さんちの藤井さん。* はじまりはじまり~☆
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

187人が本棚に入れています
本棚に追加