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それも今は過去の事
統括された世界は活気に溢れ、人々には生きる輝きが灯る。それが何を意味するかはわかる。
発展、繁栄、富、幸福…総てが手に入ること。
富む者がいれば恵まれぬ者が出ること。
死の恐怖が眼前から遠退いたこと。
均衡に我慢できないものが生まれること。
理由は様々かもしれないが、陽があれば陰もまたある。
それを人々は無意識に知っているがあえてださない。
出せばそれが元に争いや混沌が来るかもしれないからだ。
そんなあやふやな世界に小さな火種は現れはじめていた。
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