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行事
「遅い!!」
すまんハルヒ。
遅刻の原因は古泉だ。
文句は古泉に言ってくれ。
「いやー申し訳ありません。長門さんのマンション近くで親戚と偶然会いまして長話してしまったんですよ。彼も巻き込んでしまって…。それにしても浴衣、よく似合ってらっしやいます」
よくもまーペラペラと嘘が出てくるもんだ。
それが本当だとしたら、どーしてこんなに俺の尻と腰は痛いのかねえ!コンチクショー!
「それなら仕方無いわね。あんた達の浴衣も用意してあるからサッサと脱ぎなさい。着せてあげるわ」
そ!それは困る!!
さっき着ていた浴衣はもちろんクリーニング行きになった訳なのだが、今俺の裸を見せる訳にはいかない!
その時、何故か長門と目が合って、何かを呟いた。
ガシャン!
朝比奈さんが運んでいた湯のみが不自然に落下した…。
「ふえぇ~~~ごめんなさーい」
「みくるちゃん何やってるのよ!3回に1回は転けてキョンの頭にお茶をぶっかけなさいとは言ったけど何も無いところにお茶ぶちまけてどーするのよ!」
…おい!
「僕が着付けをしましょう。涼宮さんは朝比奈さんの所へ」
ふぅ…長門に感謝だな…
古泉も気づいていたらしく、長門に軽くお辞儀をした。
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