#00 Opening

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ハァハァ… (なんで…僕がこんな目に…) 西藤凌太は暗闇の中で一人、 八王子の田舎道を走っていた。 彼の右腕は紅く染まり、 痛みで顔を歪ませている。 ハァ…ハァ…ハァ…… 時間は夜の12時を過ぎており、 周りには全く人の気配が感じられない。 (くそ…!!) 凌太は走る速度を上げる。 「そんなに急いで どこ行くんだよ凌太~」 「アッ…アッ…」 凌太は恐る恐る振り返る。 見るとそこには 小柄な一人の男が立っていた。 「ナンヅェ…ナンヅェ… コンヅァコドスルンヅァ!! ボクァナヌモスラナイ!!!」 「なんで? 僕は命令に従っただけだよ?」 男は首を傾げる。 「オマァエハメイレイダツタラ ナンヅェモシタガァウノカァ!?」 「うん!だって」    「「面白いじゃん」」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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