牛鬼

3/3
598人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
 元々僕は偏食で、クセの強い食べ物や臭いがキツい食べ物は大の苦手だった。  おばさんには申し訳なかったが、ほとんどご馳走にはならなかった。    そして中学生になり、僕と裕一は疎遠になる。  大した理由はなく、マンモス中学でクラスが12もあり、同じ学年であっても校舎が別で会う機会があまりなかったからだ。  それぞれに友人が出来、それなりに充実した毎日を送っている間に、互いに意識しなくなっていた。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!