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ドールム伯爵「ここまでの商品はなかなか手に入りませんよ
瞳の色は美しい黄緑色を映したエメラルドと深き森のコントラスト
只今お見せ致しましょう。」
ミクロ(闇オークションなのね!この男… 殺した娼婦の臓器はここで売りさばいていたという訳ね… )
女性はミクロにされていた目隠しを取り出した。
ドールム伯爵「スタートは15$から!」
ドールム伯爵の言葉にみんなはワイワイと、自分の精一杯なお金を言った。
「100$」…「150$」… と。
スッ と、ミクロの目が開いた。
ドールム伯爵「さあ、もう次はいらっしゃいませんか?」
と言った時、ミクロは冷静に「アキチャン、私はここよ。」
と、言った瞬間、蝋燭[ろうそく]は消え出した。
辺りは真っ暗。
観客の人やドールム伯爵はザワザワと仕出す。
ドールム伯爵「なんだ!?」
と言った瞬間、「ぎゃッ」ゴッ 、「ぐぁ」メリ バキッ 、「わぁ」ゴキッ と、音とともに悲鳴が響いた。
すると蝋燭がフッ と付いた。
蝋燭が付くと、一人の男性がいた。
「やれやれ。本当に捕まるしか能がありませんね、貴方は。」
ミエルはその姿は誰か知っていた。
「呼べば私が来ると思って、不用心すぎるのでは?」
ミエルはアキチャンに呆れたような顔を見せた。
ミエル「私が契約書を持つ限り、私が喚ばずとも、お前はどこにでも追って来るだろう?」
「契約書」は悪魔が契約人[エモノ]を見失わぬ様につける「痕[しるし]」
「契約書」は目につく場所にあればある程 強い執行力を持つ。
そのかわり 絶対に悪魔から逃れなくなる。
アキチャン「ええ。もちろん、どこへでもお供します、最期まで
たとえこの身が滅びようとも
私は絶対に貴方のお傍を離れません。
私は嘘は言いませんよ、人間の様にね」
アキチャンはミエルの手に縛られていた縄を解いた。
「それでいい。お前だけは私に嘘をつかないで、絶対に!」
アキチャン「Yes、マイルーク。
さて、すでに警察[ヤード]には連絡しておきました。
じき到着するでしょう」
ミエル「なら長居は無用よね。私らが居ては警察[ヤード]共もいい顔をしないわ
切り裂きジャック事件はこれで解決よ!随分とあっけなかったわ…」
?「警部こちらです!」ガヤガヤッ
ミエル「!」
アキチャン「どうやら警察が到着した様ですね」
ガバッ ミエル「ふぁ!?」
アキチャンはミエルを抱っこし、「では行きましょう…」
アキチャンは素早く外に出た。
これで、切り裂きジャック事件は終わった…
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