生き方と出会い

10/11
前へ
/427ページ
次へ
「よう、おつかれ」 俺は仕事上がりの恭也に一言かける。 恭也は気合いを入れてるのか、普段の仕事以上に身だしなみを整えている。 綺麗な黒髪はワックスで大人っぽくし、服装は割とラフだ。 デニムにTシャツ、ジャケット。 大人っぽさを出しているようだ。 「まだ誰も来てないな。あれ?あの子は…」 「恭也の知り合いか?」 恭也は俺の言葉に「うーん」と曖昧に返事し、少しずつ俺の近くで立っていた女に近づく。 そして 「やっぱり!早瀬さんだよね!?」 『早瀬さん』と呼ばれた彼女は俺たちの方を見た。 そして俺は明るい場所で彼女を見た。
/427ページ

最初のコメントを投稿しよう!

318人が本棚に入れています
本棚に追加