はじめに

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そんなあたしも小学生。 またまた逃げ出したりしていた。 けど具合が悪いと家から出なくていい事に味を覚えたら仮病を使うようになった。 毎日毎日毎日… さすがに親も学校で何かあったんじゃないかって不安になっていたが、ただたんに子供にまみれての生活が耐えられない子供だった。 小学生は適当に流して簡単に中学生になった。 この頃も友達がいない。 学校行ってなかったから学力と人間関係が心配された。 心配は的中して学力はびっくりするほど低く、足し算引き算すらまともにできなかった。 小学生の勉強って何気に大事だなぁと今なら思う。算数に限るけど。 中学生になったあたしに友達が出来た。 名前はまお。 なかなかヤンキーだったけど良い奴。 まおと一緒に授業サボって校内で髪をブリーチしてた。 楽しくて楽しくて仕方なかった。 じきにタバコも覚えた中学二年生。 タバコ吸いながら毎日遅くまで喋ったり悪さしたり。 完璧生徒指導の目についていたあたしたち。 遅くまで遊ぶせいか、朝は2人して弱く遅刻の日々。 時間になると門が閉まるのでそれを登って入る。そんなことすら楽しかった。 タバコが見つかって親、先生みんなに怒られたけどなんともなかった。 一言も謝らず吸い続けた。この頃の目つきは尋常じゃない程悪かった。
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