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高校に上がりあたしの見た目ですぐさまヤンキー仲間が出来た。
毎日バイク乗ったり夜の蝶をやったり、中には薬に溺れているやつもいた。
女子高だったけど、かえって気を使わなくていいから楽しかった。
一年生になったばかりの頃に合コンをした。
初めての合コン、初めてのお酒。
お酒は一発で酔っ払ってふらふらだった。
あたしの隣に座っていた当時24歳の彼。大人な感じで落ち着いてるしなにより顔がタイプだった。
何回か遊ぶうちに手を握られたりして、何もかもが初めてで全部に動揺した。
男と連んだとしても仲間みたいな感じだからこんなドキドキは初めてだった。
告白されてすんなり付き合ったあたしたち。
だがあたしは思った以上に臆病らしい。
幼稚園児だったあたしの大胆さを少し残しておけばよかったと何度後悔した事か。
手を握ることでいっぱいいっぱいだったからえっちはおろかキスすらできなかった。
それでも優しく包み込んでくれる彼はとっても優しく大好きだった。
付き合って3ヶ月くらい経って彼のお家にも遊びに行くようになった。
一人暮らしの彼の部屋は片付いていてオシャレだった。
そんなオシャレな部屋にポツンとあるぼろいストーブが印象的だった。
彼の部屋についてベッドに座っていたら暖かいココアを出された。そんな心遣いがうれしくて顔を赤らめた。
外は雪景色。
中の暖かい温度のせいでガラスが曇る。
ココアを一旦テーブルに置くと、彼が隣に座った。
優しい目で見つめられて、恥ずかしかったけどその目が綺麗すぎて目をそらすことが出来なかった。
最初は軽くキスをされた。
初めてのキスをされた。
柔らかい。
そのあと舌を入れられ激しいキスをされた。
頭が真っ白になり、気持ちが良かった。
ぎこちないあたしを見て彼は大丈夫と優しく言いゆっくり押し倒した。
彼の体が熱い。
呼吸も荒くなる。
あぁあたしついにするんだ。
あ、ストーブつけっぱなし。消した方がいいのかな。
でも服脱ぐならつけたまんまがいいか。
いや、待てよ。えっちするときみんな汗かいてんな。じゃぁ消すべき?汗かいたら風邪ひくからやっぱりつけとくべき?
なんてことを考えていたら彼がストーブの温度をさげた。
なるほど!
関心してる暇もなく胸を揉まれた。
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