218人が本棚に入れています
本棚に追加
亮太に渡るまでに周りは連動した。
稲葉と加藤は、裏に走り込む準備をしており、駿は亮太から落として貰うために、亮太の目の前に行く。
ボールが亮太の元に行き、駿に落とす。
今は、3トップの状態になっていた。
右に稲葉、中央に亮太、左に加藤。
駿は、左サイドの裏に蹴り込み、加藤を走らせる。
ゴールラインぎりぎりで追い付き、中に折り返す。
走り込むのは、亮太と稲葉、後ろから祐輝と駿。
低いライナーのボールに亮太が飛び付く。
足で行くより、勢いのあるダイビングヘッドの方が可能性があるからだ。
だが相手キーパーは、亮太に詰め寄り、コースを大きく無くした。
亮太「ふん、バカめ」
ボールに当たるはずの頭を沈め、キーパーのすぐそばを通り過ぎ、稲葉が詰める。
きっちりインサイドに当てネットを揺らす。
最初のコメントを投稿しよう!