インターハイ県予選決勝トーナメント

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この得点で流れは清水西が支配。 中盤とFWでは、明らかな戦力比が付いている。 だが唯一、修紅大付属の戦力比が勝っているポジションがある。 ディフェンスラインは、負けている。 だが、ディフェンスライン陣の意識は変わりかけてきた。 自分たちの仕事をこなして、攻撃陣の負担を軽くしてあげれば…。 そんな思いがこみ上げてきた。 目つきが変わり、1つにまとまった。 何が何でも、勝つ!! ディフェンス陣が1点も与えることがなければ、負けはない。 トーナメントならば、PK戦に持ち込め、勝つも負けるも五分に出来る。 幸いに、2点リードの状況。 ディフェンス陣に与えられている2点を守りきる。 このことのみ考えている。 キックオフから、中川が簡単に裏に蹴り込む。 単純かつシンプルなプレーで強引にも点を取ろうとする。 残り約20分程度。 だいたい10分に1点を取らなければいけない。
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