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「だから亮!親友のお前に頼みがあるんだ!」
俺は少し声を大きくして、亮に言った。
「なんだ?」
「俺と最後に勝負してくれ!」
これは俺が中学の野球を引退した時に決めていた事だ。
「ああ、良いだろう」
「じゃあ後で、河川敷のグラウンドにいくぞ」
俺がそれを言い終わると、同時にウェイターの人が注文したものを持ってきた。
「イチゴ大福をお持ちいたしました」
来たか。俺はイチゴ大福は俺のイライラを全て無くしてくれるからな。
一口で一個のイチゴ大福を頬張る。
……美味い。家の料理長と良い勝負だな。
俺が親父にお願いする事があるとすれば即座にこの店を買収してもらうであろう。
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