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「チッ…とんだ邪魔が入りやしたねィ…じゃあ俺はこれで。」
沖田はズボンのチャックを上げ、軽く身支度を整えるとそそくさと窓から出て行った。
「じゃあな、先生。」
高杉は銀八をあえて先生と呼び、ニヤニヤしながら土方の横を通り帰って行った。
「だ…大丈夫か!?先生…。」
土方は我に返り、急いで銀八に駆け寄る。
「んっ…土方ぁ…。」
未だに熱が籠もっている体で、土方を潤んだ瞳で見る銀八。
「先…生。」
ゴクリと生唾を飲み込む土方。
「ヤって?土方…。」
「…上等だ。」
土方は銀八を縛っている縄を解いて自分も臨戦態勢にはいる。
[Next裏あり。]
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